国家公務員再チャレンジ試験

試験の概要

国家公務員中途採用者選考試験とは、平成18年12月に策定された政府の「再チャレンジ支援総合プラン」の一環として、平成 19年度より新設された試験です。29歳から40歳までの方が受験可能で、学歴や民間経験などの条件が一切ないことが特徴です 。名称はかつては括弧書きで「再チャレンジ試験」とも謳われていましたが、現在ではその記述はなく単に「国家公務員中途採用者選考試験」となっています 。30代から国家公務員を目指そうとする場合、国家一種や経験者採用試験が他にはありますが、試験レベルや必要経験レベルが高度すぎてあまり現実的ではないといえます。この試験は競争倍率こそ高けれど、受験資格は年齢以外ないに等しく試験の内容も平易であるため、非常に合格を狙いやすい試験であるといえます。このサイトでは 採用数の多数を占める税務区分について詳しく説明しています。他の区分としては、行政事務、機械、林業、皇宮護衛官、刑務及び入国警備官があります。


受験資格

昭和46年4月2日~平成57年4月1日生まれの者(学歴、職歴は問いません)
 ※その年度で29~40歳に相当する方が該当しますが、この条件は4年間変わっていません


受験案内

平成23年度は税務区分の採用はありません。


採用予定人員

平成22年度の採用予定人数は下記のとおりです。

・関東甲信越35名(うち関東信越局15名、東京局20名)
・東海北陸  15名(名古屋局15名)

  しかし実際には関東甲信越18名、東海北陸7名しか最終合格しませんでした。
  予定人数より最終合格者数が下回ったのは今回が初めてでした。


配点比率

教養試験 2/3
適性試験 1/3
作文試験 合否判定のみ


基準点

 教養、適性の各試験には満点の35%の「基準点」が設けられ、この基準点に達していない場合は他科目の点数に関係なく即不合格となります。